【TOEIC】「see」「hear」「feel」知覚動詞+分詞について解説します

最近は就活に向けてTOEICの勉強をしています。
リスニングの問題を解いていて、一瞬「ん?」と引っかかった文章がありました。
I heard the hotel manager saying that you're creating a new questionnaire for our guests that will help us improve our services.
こうして文章にするとなんとなく意味は分かるものの、リスニングの場合は一瞬で意味を判断しなくてはならないため、文法を理解しておくことは大切です。
音声として聴いた時は、「私(I)」が「聞いたということを言った」のか「言ったことを聞いた」のか分からず混乱してしまいました。
知覚動詞+分詞
それでは、知覚動詞+分詞の意味を確認します。
① S + V(知覚動詞) + O + C(現在分詞) 「Oが〜しているのをVする」
② S + V(知覚動詞) + O + C(過去分詞) 「Oが〜されるのをVする」
① Oが〜しているのをVする
S + V(知覚動詞) + O + C(現在分詞) で「Oが〜しているのをVする」という意味となります。
例文: I saw a cat jumping over the fence.
意味: 猫がフェンスを飛び越えているのを見た。
Oは目的語なので、代名詞は目的格となることに注意してください。
例文: I heard him calling my name.
意味: 私は彼が私の名前を呼んでいるのを聞いた。
私が分からなかった文章も①のタイプです。
I heard the hotel manager saying that you're creating a new questionnaire for our guests that will help us improve our services.
少し複雑なので分解して理解していきます。
I heard the hotel manager saying that〜
この部分が知覚動詞と現在分詞を使った文章です。
managerは「経営者」という意味です。
「ホテルの経営者(支配人)が〜と言っているのを聞いた」
that you're creating a new questionnaire for our guests that will help us improve our services.
ここは経営者が言っていた内容になります。
questionnaireは「アンケート」なので、
「あなたがお客さん用に新しいアンケートを作成していて、それは私たちのサービス向上の手助けになるでしょう」という意味となります。
これらを組み合わせて綺麗に訳すと次のようになります。
「あなたがサービス向上の手助けとなるような宿泊者用のアンケートを作成していることを、支配人から聞いた。」
② Oが〜されるのをVする
S + V(知覚動詞) + O + C(過去分詞) で「Oが〜されるのをVする」という意味となります。
例文: Meg heard her name called in the crowd.
意味: メグは人ごみの中で自分の名前が呼ばれるのを聞いた。
原型不定詞との違いは?
①の現在分詞を用いるパターンでは、原型不定詞でも同じような文章を作れることに気がついた人がいると思います。
しかしながら、原型不定詞を使った文章と現在分詞を使った文章ではニュアンスの違いがあります。
次の2つの文章を比較してみましょう。
A: I saw a cat jumping over the fence.
B: I saw a cat jump over the fence.
Aはjumping、Bはjumpを用いています。
現在分詞は「〜している」と訳すように、動作の一部(一瞬)を意味します。
つまり、Aは猫がジャンプしている一部分を見たというニュアンスになります。
一方Bでは、ジャンプし始めてから終わるまでの動作全体を見たというニュアンスとなります。
最後に
私は今リスニングを重点的に学習していますが、リスニングこそ文法が重要なのだと気がつきました。
少しつまずいただけで音声に置いていかれますからね。
しかし、大学受験が終わって数年経っていますので、結構忘れています。
分からない文法があったら徹底的に調べて、聞いた瞬間に即意味がわかる状態にしておきたいと思います。
そして、分かったことを皆さんに共有できたらなと思っています。
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