【塾講師】大学生必見!授業のコツとは?現役塾講師が解説します!【初心者向け】
今回は塾講師のアルバイトについて解説するニャ
塾講師アルバイトってどうなの?
私は、大学1年生のころから2年以上、中学生の数学の講師をしています。
そこで培った経験を話していこうと思います。
結論から言うと、塾講師をしていて私は良かったと思います。
その理由をいくつか紹介します。
プレゼンテーション能力
大学生になると、グループワークなどで人に説明をしなくてはならない場面が何度かやって来るでしょう。
その時にどんなことを説明すると良いか、説明する順序、論理性などがなんとなくその場でわかるようになります。
また、人前で話すことへの抵抗も軽減すると思います。
給料
普段授業などで忙しい大学生も多いと思います。
そんな人でも、塾講師は夕方以降で決まった曜日にシフトを出すことができます。
給料も平均以上のことが多いので、比較的稼げるアルバイトであるといえます。
ただし、アルバイト募集のサイトなどを見ると、時給ではなくコマあたり(授業1回あたり)の給料が載っている場合が多いので、注意しましょう。
やりがい
「やりがいなんてどうでもいい」と思っている人もいるとは思いますが、実は重要です。
つまらないアルバイトだとモチベーションが続かず、すぐにやめてしまうといった人も多いのが現実です。
塾講師は生徒とコミュニケーションをとることが多いです。テストの点数が上がったときには感謝されることもあります。
なので、比較的楽しいアルバイトなのではないかと思います。
その一方で、責任をもって指導しなくてはならないという一面もあるので、責任感も培えるアルバイトでもあります。
私はやりがいと責任は表裏一体だと思っているので、この部分は仕方がないと割り切るしかないですね。
授業のコツ
ここからは私が実際に行っている授業のコツについて話そうと思います。
簡単にまねできる部分も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください!
笑顔
生徒は意外と先生の表情をよく見ています。
ずっと真顔で表情が変わらなければそれだけでつまらない授業だというイメージが付いてしまいます。
逆に笑顔だと「楽しい!」と思ってくれる生徒が増えるはずです。
笑顔でいれば、生徒はクオリティ関係なしに楽しい授業とみなしてくれます。
授業は必ず笑顔で行いましょう。
ニヤニヤするくらいがちょうどいいです。
板書案を作る
これは毎回行う人も多いのではないでしょうか。
板書案は最悪なくても授業はできますが、クオリティに大きな差ができてしまいます。
板書案は必ず作りましょう。
生徒は黒板の内容をそのまま写すので、内容やレイアウトにはかなり気を使った方が良いです。
また、授業中に話す内容をイメージしてメモしておくと良いと思います。
実際に使用した板書案(字が汚いですねw)↓
他人の授業を見る
これが1番大事だと思います。
例えば、ほかの先生の授業風景を見たり、YouTubeで次やる単元の授業動画を見ることが大切です。
なぜなら、分かりやすい授業を1年や2年で開発することは相当難しいからです。
また、分かりやすい先生のまねをすることが上達の最短経路であると思います。
特に中学数学で言うと「とある男が授業をしてみた」というYouTubeチャンネルはとても参考になります。
Creator Spotlight: とある男が授業をしてみた
私は今でも、この人の動画で単元の要点や生徒が間違えやすいポイントを理解してから授業の計画を立てています。
高校の単元であれば、中学数学以上にたくさんのYouTube動画がアップされていると思うので、自分のしたい授業に合った人を探しましょう。
生徒の特長をつかむ
とりあえず、自分が担当するクラスの生徒の名前は必ず覚えましょう。
1か月間週2回授業をすると自然に覚えると思います。
自分の担当する科目を誰が苦手としていて、誰が得意なのかを理解しましょう。
得意な生徒には難しい問題で指名をして、苦手な生徒には暗記する部分を指名すると良いと思います。
例えば、
私:1次関数の式はy = ax + bです。1次関数の式は?〇〇君!
生徒:y = ax + b
みたいな感じです。
簡単な問題でも答えられれば、その生徒にとって自信になります。
また、生徒のレベルにあった指名をすることで授業のグダグダ感が軽減できます。
グダると生徒から(この先生大丈夫か?)みたいな雰囲気になるため、スムーズに進めることが大切です。
また、先ほどの項目とかぶりますが、間違えやすいポイントを理解することでグダグダを回避することができます。
エピソードトークを考えておく
これは教室に配属されてから数か月後以降で、慣れてきたら話すと良いと思います。
面白いエピソードトークで生徒の心をつかみましょう。
高校生には教えたことがないので分からないですが、中学生はくだらないことで笑ってくれるのでお勧めです。
大人からしたら「は?」と思ってしまうような内容でも笑ってくれますw
例えば、次のようなくだらない話でも大爆笑でした。
この前、とても悲しかった話があるので話しますね。
この間、本屋に行って面白そうな小説を探していたんですよ。
それでこの本面白そうだな~って思って手に取ろうとしました。
そしたら、反対方向から来た大学生くらいのきれいな女性が同じ本を手に取ったから、手が重なってしまったのね。
俺は(この人が運命の人か!?)って思ったんだけど、そのあとすぐに女性はレジにあるアルコールスプレーのところに直行していきました。
このご時世だから仕方ないですよね!
はい。
正直くだらないとは思いますが、これでもウケるので話しておいて損はないです。
実際私も中学生のころに先生がしてくれた話を今でも覚えているので、そういうものなのでしょう。
あと一つアドバイスがあるとすれば、エピソードトークはフィクションでもいいです。
その代わり、本当に自分が体験したかのように設定を作りこみましょう。
先ほどの話は1~2分くらいで話し終わってしまいますが、慣れたら4、5分くらい話し続けられたら生徒から人気者になること間違いなしです!
何度か話すと、「面白い話して!」と無茶ぶりされて困りますが、2個くらい考えておいてストックしておくと、急に生徒から振られたときに対応できますよ。
塾講師は勉強を教える仕事だからそんなことしなくてよいのでは?という意見もわかりますが、私は生徒のモチベーションを管理することも大事だと思います。
あの先生の授業を受けたい!という思いで通塾してくれたら、生徒の成績を上げることにつながると思います。
また私の個人的な感情ですが、人を笑わせるのって楽しくないですか?
最後に
現在塾講師のアルバイトをしてみようとしている人、塾講師を初めてみたけどどのように授業をすればよいのか分からない人に向けて記事を書いてみました。
特に人の授業を見ることは大切だと思うので、自分がまねをしてみたい人を見つけてみましょう。
YouTubeでも同じ教室の先生でもよいです!
そして、一人前に授業をすることができるようになったら、自分の味をつけてみてはいかがでしょうか。
最後に大事な考え方を書いておきます。
塾の生徒(特に中学生以下)は勉強が嫌いな人が大半です。
やる気がない場合が多いです。
なので楽しい授業をすることが非常に重要です。
またこの先生の授業を受けたい!と思わせましょう。
それが一番難しいというのは分かっていますが、楽しい授業をするヒントはこのページにいくつも書きました。
ぜひまねをして自分だけの授業を作り上げてください。
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